“洪水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうずい51.5%
こうずゐ12.9%
おおみず12.1%
おほみづ9.1%
でみず6.1%
みず3.8%
でみづ1.5%
みづ0.8%
こうづゐ0.8%
こうすゐ0.8%
みづまし0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全く神田明神をめぐって人間の洪水(こうずい)のようなもので、その中を一刻泳ぎ廻ったところで、誰も見知り人などがあるはずもありません。
全く神田明神をめぐつて人間の洪水(こうずゐ)のやうなもので、その中を一刻泳ぎ廻つたところで、誰も見知り人などがある筈もありません。
それから三日目の朝のこと、笛吹川の洪水(おおみず)も大部分は引いてしまった荒れあとの岸を、彷徨(さまよ)っている一人の女がありました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
何でも上州辺のある沼に鯰をうんと飼つてゐた、それが洪水(おほみづ)に押し流されて、河に陥(お)ち込んだのが、流れ流れて両国川に入つて来たのだといふ事だ。
で干潮(かんちょう)の時は見るも哀(あわれ)で、宛然(さながら)洪水(でみず)のあとの如く、何時(いつ)棄(す)てた世帯道具(しょたいどうぐ)やら、欠擂鉢(かけすりばち)が黒く沈んで、蓬(おどろ)のような水草は波の随意(まにまに)靡(なび)いて居る。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手を放すなといって滝太郎が水を含んで吐いた時、お雪は洪水(みず)の上に乗上って、乗着いて、滝太郎に頬摺したが
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
で干潮(かんてう)の時(とき)は見(み)るも哀(あはれ)で、宛然(さながら)洪水(でみづ)のあとの如(ごと)く、何時(いつ)棄(す)てた世帶道具(しよたいだうぐ)やら、缺擂鉢(かけすりばち)が黒(くろ)く沈(しづ)むで、蓬(おどろ)のやうな水草(みづくさ)は波(なみ)の隨意(まに/\)靡(なび)いて居(ゐ)る。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「此(こ)れまあ、勘次等(かんじら)にも濟(す)まねえつちつてつ處(ところ)さ、わし等(ら)も洪水(みづ)でねえ」おつたは風呂敷(ふろしき)で南京米(なんきんまい)の袋(ふくろ)をきりつと包(つゝ)んだ。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ごらんなさい あそこを いま火星人(くわせいじん)は洪水(こうづゐ)を避難(ひなん)してゐます
洪水(こうすゐ)の音(おと)がきこえる。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
剰(おまけ)に辛(やつ)と此の川下へ出たら、何うだえ貴方(あんた)、此間(こなひだ)の洪水(みづまし)に流れたと見えて橋が無いといふ騒ぎぢやないか。それからまた半里(はんみち)も斯うして上つて来た。
道 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)