洪水みづ)” の例文
れまあ、勘次等かんじらにもまねえつちつてつところさ、わし洪水みづでねえ」おつたは風呂敷ふろしき南京米なんきんまいふくろをきりつとつゝんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「さういへばまあ、あつちのはうひで洪水みづだつちはなしだつけがどうでござんしたね」女房にようばう手拭てぬぐひをとつていつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
はなしほかでがさどうも、彼此かれこれはあ、小卅日こさんじいんちにもんべが、まあだかたでどつちからてえつけてえゝかわかんねえんでがさどうもはあ、わしはうてえに洪水みづばかしたんぢや
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)