“みづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミヅ
語句割合
74.1%
9.9%
水漬6.2%
1.9%
川水0.6%
水浸0.6%
水面0.6%
汁液0.6%
洪水0.6%
液汁0.6%
(他:7)4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、姿すがたが、みづながれて、やなぎみどり姿見すがたみにして、ぽつとうつつたやうに
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すず早馬駅はゆまうまや堤井つつみゐみづをたまへな妹が直手ただてよ 〔巻十四・三四三九〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
すると按摩あんまわれながらちからのほどを、みづからこゝろみたことがないとふ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みづからくま張殺はりころしたと名乗なのるのと、どちらが点首うなづかれるかはろんおよばぬ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
水底みなぞこ水漬みづく白玉なる郎女の身は、やがて又、一幹ひともとの白い珊瑚さんごの樹である。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
水底みなぞこ水漬みづく白玉となつた郎女の身は、やがて又一幹ひともとの白い珊瑚のである。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
またその后に問ひたまはく、「みましの堅めしみづ小佩をひも一〇は、誰かも解かむ」とのりたまひしかば、答へて白さく
かつては、みづ彌木榮やくはえに、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
さればその性素樸勇悍にして、君に仕えては「海行かば水浸みづく屍、山行かば草生す屍、大君の辺にこそ死なめ、のどには死なじと言ひ来る人たち」なりしなるべく、アイヌの性状を見るものは、これと比較してよく当時の彼らの状態をも理会するを得べきなり。
武士を夷ということの考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
彼らは実に、佐伯部の兵士がかつて「海行かば水浸みづく屍、山行かば草す屍、大君の辺にこそ死なめ」と言立ことたてて、一心に君を守り奉りたると同じく、「額には箭は立つとも背は箭は立たじと云ひて、君を一つ心をもちて護り奉る」ものとして、聖武天皇の御信頼を得し勇士なりき。
武士を夷ということの考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
さし出された給仕盆おぼんにうつることもあり、水面みづにうつして妙な顏をして見ることもある。
鏡二題 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
さうしてはりさきでおつぎのからたばかりでやはらかくつた肉刺まめをついて汁液みづして其處そこへそれをつてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
わしはうてえに洪水みづばかしたんぢや、んのもんなつちまあやうなのせ本當ほんたう
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
はうてえに洪水みづつてかれてばかしとこんのに山林やまんなかでこめとれるなんて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
液汁みづしたばかりにやちつたえてえとも、そのけえしすぐなほつから」勘次かんじはおつぎを凝然ぢつてそれからもういびきをかいて與吉よきちた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
繃帶ほうたいかわいてれば五六にちてゝいてもいが、液汁みづすやうならば明日あすにもすぐるやうにと醫者いしやはいつたのであるが、液汁みづさいはひにぱつちりとてんつたのみで別段べつだんひろがりもしなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
數升すうしよう液體みづほとばしつて、おどろいてよこたへた蒲團ふとんうへかさうとした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
僥倖げうかうにも卵膜らんまく膨脹ばうちやうさせた液體みづ自分じぶんからみちもとめて包圍はうゐやぶつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
言葉は無くても真情まことは見ゆる十兵衞が挙動そぶりに源太は悦び、春風みづを渡つて霞日に蒸すともいふべき温和の景色を面にあらはし、尚もやさしき語気円暢なだらか
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
もうきっぱりと灌水みづを切ってね
春と修羅 第三集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
教会けうくわい復興ふくこう方策はうさくとは教導師けうだうしみづからつるにあり
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
……犬のやうに尻尾を巻き、カインのやうにわななきながら、鼻の孔から鼻水みづをたらした。