“湧水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わきみず50.0%
ゆうすい30.0%
みづ10.0%
わきみづ10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところどころには湧水わきみずもあり、又みちの砂だってまっ白で平らでしたから耕一は今日も足駄あしだをぬいで傘と一緒いっしょにもって歩いて行きました。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
と、すぐその榎の根の湧水わきみずに、きように褄を膝に挟んで、うつむけにもならず尋常に二の腕をあらわに挿入さしいれた。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
水はごくいい湧水わきみずにかぎる、それも新鮮なところにかぎる、すこし置いたんじゃもうバクテリアが入るからね、空気は高山や森のだけ吸い給え、町のはだめだ。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
湧水わきみずがないので、あのつつみへけた。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
小十郎がすぐ下に湧水わきみずのあったのを思い出して少し山を降りかけたらおどろいたことは母親とやっと一歳になるかならないような子熊と二ひきちょうど人が額に手をあてて遠くをながめるといったふうに淡い六日の月光の中を向うの谷をしげしげ見つめているのにあった。
なめとこ山の熊 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ほりは深く、幅も広い。本能寺のそれとはちがって満々と水をたたえている。どこかに自然と湧水ゆうすいがあるとみえて、蒼々あおあおさざなみたてて澄んでいた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
温泉といっても、ほんのちょっぴり硫黄分のある湧水ゆうすいを、かしているだけだ。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
これは湧水ゆうすいの所かと思われる。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あそこに湧水わきみづがあるのだ。
秋田街道 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)