“一緒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっしょ76.7%
いつしよ19.8%
えっしょ2.3%
しよ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一緒いっしょにいる時は可憐さが不足を補って、それでも済むでしょうが、家を離れている時に用事を言ってやりましても何ができましょう。
源氏物語:02 帚木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「いゝえ、あに一緒いつしよですから……でも大雪おほゆきなぞは、まちからみちえますと、こゝにわたし一人ひとりきりで、五日いつか六日むいかくらしますよ。」
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
此方こちらは小川様が情深い役人で、調べもかろくなって出る事は出たが、一旦えったん人殺しと賭博とばく騒ぎが出来でけたから、誰あって一緒えっしょに飯い喰う者もないから、これはとても仕様がねえ、と色々えろ/\考え
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
うも可哀かあいさうな事をしましたな、わたしも長らく一緒しよつたがふ物もはずに修業しゆげふして歩き、金子かねためた人ですから少しは貯金こゝろがけがありましたらう。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)