“六日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むいか86.2%
むゆか3.4%
ろくんち3.4%
五日3.4%
廿六日ノ誤カ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いゝえ、あに一緒いつしよですから……でも大雪おほゆきなぞは、まちからみちえますと、こゝにわたし一人ひとりきりで、五日いつか六日むいかくらしますよ。」
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
宮はそれ等をけがらはしとて一切用ること無く、後には夫の机にだに向はずなりけり。かく怠らずつづられし文は、又六日むゆかを経て貫一のもとに送られぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ただ六日ろくんち以来行ってやらなかったものだから、それを物足りなく思って、退屈紛れに兄を釣り寄せたのである。きょうは日曜だのに来てくれないのはひどいと言って怒っていたそうである。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
十二月喀血(六日五日)の夜そのことを話す。風呂場で、妙なセキが出るのね、と云ったとき
「伸子」創作メモ(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)