“綴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つづ59.8%
18.0%
つゞ8.4%
とじ4.5%
つづり3.9%
つづれ1.3%
とぢ1.0%
つゞれ0.6%
0.6%
トヂ0.6%
つづく0.3%
つな0.3%
てつ0.3%
トジ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにごとも上ッ面だけをくり、いい加減に辻褄を合わしてすまして置くという不誠実な性情は、すでにこの頃に養われたのである。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
表紙を附けてじるのなどが楽しみでもあるらしく、「そんなことはよしたらよかろう」と、何度いってもやめなかったとの事です。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
より三歳山田竪琴草子なる一篇つて、からつ者であつたのは奈何です、ふ物を書いたから
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と、云うと、準之助氏は、立って行って、ロビーの隅に置いてある、新聞のこみを持って来ると、広告欄を開けて指を辿り始めた。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
会員の名札はなるほど外国流のが多い。国沢君は大きな本をげて、余の姓名を書き込ました上、是公に君ここへと催促した。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
紫地錦直垂を着て、の錦に金立枠弓小手をつけて、白重籐の弓を持っていましたが、今なにげなく振仰いで笠の中から見た面を、お松は早くも認めて
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
裏返してたる帳面一册ありき見るにが日々の容體大小便の度數迄委敷記載てありしとてち是へ差出せりて披き見るに其の深切に認め有事此一條を以ても菊が姑を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
落葉し尽した木立の間から石と泥とを混ぜた家家白茶けた壁に真赤蔦紅葉つて居るのはとでも月並ら云ひたい景色であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
布子の下の襦袢から、ポチリと色めた赤いものが見えるので、引っぱりだして見ると、黒ちりめんに牡丹の模様の古いのだった。ぎで、大きな二寸もある紋があった。
併し此で定論を得てをさまつた、この語の論策をめる為に、かう言ふ追ひ書を書き添へておいた方が、よいと思ふ。
「さうや さかいに」 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
壁の隅にった袋が一つかかってありまして、其袋には先生らの命をつなぐ麦焦しの粉が入って居る。それとても満ちてあるものは稀です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
そしてその紙帳というのは、祝詞文の反古いだものに渋を塗ったのですが、偶然にも高代という二字が、頭と足先に当る両方の上隅に、同じよう跨っているのです。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
五助は身をって、心覚ざまに棚なる小箱の上から、取下した分厚な一の註文帳。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いいだし、これにしようときめて、書いてあるところよんでみたらば、丁度十三年の封鎖[自注15]の当初だったのは面白うございました。