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褪
ふりがな文庫
“褪”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あ
64.0%
さ
31.8%
ざ
1.5%
は
0.9%
うつろ
0.6%
ひ
0.6%
あせ
0.3%
さめ
0.3%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あ
(逆引き)
しかし水から出すとすぐに、その光沢は
褪
(
あ
)
せてきて、その姿が指の間に
融
(
と
)
け込む。彼はそれを水に投げ込み、また他のを
漁
(
あさ
)
り始める。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
褪(あ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
さ
(逆引き)
いま、秋の日が一ぱい金堂や講堂にあたって、
屋根瓦
(
やねがわら
)
の上にも、
丹
(
に
)
の
褪
(
さ
)
めかかった古い円柱にも、松の木の影が鮮やかに映っていた。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
褪(さ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ざ
(逆引き)
先生は、こういう非常のときにも、学者らしい執着を忘れずに蒼
褪
(
ざ
)
めた顔をしながらいかにもそのひとらしく、こんな減らず口を叩く。
犂氏の友情
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
褪(ざ)の例文をもっと
(5作品)
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▼ すべて表示
は
(逆引き)
「ふゥむ、」と得意らしく小鼻を
揺
(
うご
)
めかしながら毬栗頭は
褪
(
は
)
げチヨロケた黒木綿の紋付羽織をリウとしごいて
無図
(
むづ
)
と座つた。
貧書生
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
褪(は)の例文をもっと
(3作品)
見る
うつろ
(逆引き)
菊はまだ
褪
(
うつろ
)
わずして狂うものは狂いそめ、小菊、紺菊の類は、園の此処彼処にさま/″\な色を見せ、紅白の
茶山花
(
さざんか
)
は枝上地上に咲きこぼれて居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
褪(うつろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひ
(逆引き)
そう気が付いた丈けでも、唇が痺れて、頬からサッと血の気の
褪
(
ひ
)
くのが感ぜられます。
大江戸黄金狂
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
褪(ひ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あせ
(逆引き)
お鯉さんのこれからの生活は、かなり色の
褪
(
あせ
)
た、熱のないものであろうとその時わたしは思った。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
褪(あせ)の例文をもっと
(1作品)
見る
さめ
(逆引き)
褪
(
さめ
)
めはてし
飾硝子
(
かざりがらす
)
の戸を
覗
(
のぞ
)
け、草に雨ふり
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
褪(さめ)の例文をもっと
(1作品)
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褪
漢検1級
部首:⾐
15画
“褪”を含む語句
蒼褪
色褪
褪色
青褪
褪赭
褪紅色
衰褪
褪紅
褪朱色
褪紅緋色
褪緑
鈍褪
“褪”のふりがなが多い著者
吉川英治
泉鏡花
徳田秋声
夏目漱石
島崎藤村
若山牧水
谷崎潤一郎
柳宗悦
山本周五郎
北原白秋