“褪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
63.7%
32.0%
1.6%
0.9%
うつろ0.6%
0.6%
あせ0.3%
さめ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし水から出すとすぐに、その光沢はせてきて、その姿が指の間にけ込む。彼はそれを水に投げ込み、また他のをり始める。
いま、秋の日が一ぱい金堂や講堂にあたって、屋根瓦の上にも、めかかった古い円柱にも、松の木の影が鮮やかに映っていた。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
先生は、こういう非常のときにも、学者らしい執着を忘れずに蒼めた顔をしながらいかにもそのひとらしく、こんな減らず口を叩く。
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ふゥむ、」と得意らしく小鼻をめかしながら毬栗頭はげチヨロケた黒木綿の紋付羽織をリウとしごいて無図と座つた。
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
菊はまだわずして狂うものは狂いそめ、小菊、紺菊の類は、園の此処彼処にさま/″\な色を見せ、紅白の茶山花は枝上地上に咲きこぼれて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そう気が付いた丈けでも、唇が痺れて、頬からサッと血の気のくのが感ぜられます。
大江戸黄金狂 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
お鯉さんのこれからの生活は、かなり色のた、熱のないものであろうとその時わたしは思った。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
めはてし飾硝子の戸をけ、草に雨ふり
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)