“屋根瓦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やねがわら76.0%
やねがはら24.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま、秋の日が一ぱい金堂や講堂にあたって、屋根瓦やねがわらの上にも、めかかった古い円柱にも、松の木の影が鮮やかに映っていた。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
西の屋根瓦やねがわらの並びの上に、ひと幅日没後の青みを置き残しただけで、満天は、しゃのような黒味の奥に浅い紺碧こんぺきのいろをたたえ、夏の星が
蝙蝠 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
五、 屋外おくがいおいては屋根瓦やねがはらかべ墜落ついらいあるひ石垣いしがき煉瓦塀れんがべい煙突えんとつとう倒潰とうかいきたおそれある區域くいきからとほざかること。とく石燈籠いしどうろう近寄ちかよらざること。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
まどけると、こゝにもぶ。下屋げや屋根瓦やねがはらすこうへを、すれ/\に、晃々きら/\、ちら/\とんでく。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)