“壁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かべ91.1%
へき5.0%
ワンド1.1%
0.6%
つと0.6%
へい0.6%
ぺき0.6%
カベ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり河流かりゆう上汐あげしほとが河口かこう暫時ざんじたゝかつて、つひ上汐あげしほかちめ、海水かいすいかべきづきながらそれが上流じようりゆうむかつていきほひよく進行しんこうするのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
と、それからは一切、城門の鉄扉てっぴを閉じ、へきを高うし、殻の如くただ守っていた。しかし城塁の中ではこんどは不思議な現象がおこりだしていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ワンドを這いずり上って、岩の上に出ると、又その岩と云うのがギザギザに欠けているから、石は落ち易いし手がかりはなし、両手を拡げて、蝙蝠こうもりみたいに岩に喰いつくような格構かっこう
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
アカいアべにぶつかったア
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「荒つとに蔦のはじめや飾り縄」で、延喜式の出来た時は頼朝があごで六十余州を指揮しきする種子たねがもうかれてあつたとも云へるし、源氏物語を読んでは大江広元が生まれないはるかに前に
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あおくこけのついたれんがのまじっているへい子細しさい見上みあげました。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これで梁山泊四道の見張りはまず充分だろうから、次には、この宛子城えんしじょうそのものの大手、中木戸、内門の三ぺきを堅固にする案だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女房ニョウボウノヘソクリヌスンデ短銃タンジュウウガゴトキトキメキ、一読イチドク、ムセビイテ、三嘆サンタン、ワガクダラナクキタナカベアタマチツケタキオモイ、アア、キミ姿スガタノミ燦然サンゼンマワリノハナ石坂君イシザカクン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)