“壁板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したみ53.3%
かべいた26.7%
しとみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ物凄い風の音と、木の葉がぱらぱらと窓や、壁板したみに当って散り敷く音を聞くばかりで、誰とて自分の家を訪ねて呉れるものがありません。
嵐の夜 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そとにはゆきがちらちらとって、さむかぜいて、コトコトとまどや、やぶれた壁板かべいたなどをらしていました。元日がんじつも、こうして無事ぶじれてしまったよるのことであります。
金銀小判 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると、あのいえ壁板しとみに、去年きょねんいなくなった、わたしのいもうと着物きものたのがかかっていましたので、ついぼんやりと思案しあんれていたのでございます。
島の暮れ方の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)