“破”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やぶ31.5%
28.6%
19.3%
こわ7.4%
やぶれ2.7%
こは2.1%
やれ1.7%
1.5%
1.3%
あば0.6%
0.6%
0.6%
やぶっ0.4%
われ0.4%
いた0.2%
0.2%
くだ0.2%
こぼ0.2%
やぶる0.2%
わり0.2%
ヤブ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高窓障子に、があたると、ブー、ブーといって、りました。もうづいていたので、いつもかったのです。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
頭の頂上にチクチク痛んでいる小さな打ちが、いつ、どこで、どうして出来たのかイクラ考えても思い出し得ないのであった。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
月も日も刻も同じ七月の十五日の夜、庭窪の蘇州庵というれ唐館で同じように朱房の匕首で背中を後から突かれて死んでおりました
それからその前お茶の手前が上がったとおっしゃって、下すったあの仁清香合なんぞは、石へつけてしてしまうからいいわ。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)
と、葭簀を出る、と入違いに境界の柵のんだ鋼線ぐ時、よく、ポンと投げて、裏つきの足袋、ずしッと草を踏んだ。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
栗色に塗られたペンキはげて、窓の硝子も大分れ、ブリキ製の烟出錆腐ツて、見るから淋しい鈍い色彩の建物である。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
さばれがねならぬ祇園精舍の鐘を聞くものは、待人戀ひしともおもひ、寂滅爲樂とも感ずべけれど、其聲の美に感ずるは一なり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
けれど、その速度にも、楽器の音階のように、があった。風が加われば急になり、地の雪を捲いて旋風になると、破を起す。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これが西洋の習慣なのである。日本ではあることないこと何でも構わずにぬく事は悪いことでも耻ずべき事でもないとされている。
裸体談義 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
死にもしかねない有様に、当時、草茫々とした、を生麦に見つけだして、そこに連れて来てあげて、やっと心持ちを柔らげさせたのではなかったか。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
草人は心臓がけさうな声をして叫んだ。だが感謝せよ、草人の心の臓はそんな事でける程脆弱つこくは出来てゐなかつた。
それが縁でちょく/\遊びに来たのを茂之助さんが嫉妬をやいて、むずかしい事を言ったから話もれて仕舞って、まア示談で離縁になったのですよ、それから斯うやって夫婦になって居ると
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一片布令だけの事であるから、俗士族は脇差を一本して頬冠りをして颯々と芝居の矢来這入る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
彼は子供が母に強請って買ってもらった草花の鉢などを、無意味に縁側から下へ蹴飛ばして見たりした。赤ちゃけた素焼の鉢が彼の思い通りにがらがらとるのさえ彼には多少の満足になった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
此間廿町ばかりなるも、泥水の溜まるあり、或は道路のむ処ありて歩行甚だ究するも、漸く二宮家に着するを得たり。然るに尊親氏は不在なり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
わが世界との世界と喰い違うとき二つながら崩れる事がある。けて飛ぶ事がある。あるいは発矢と熱をいて無極のうちに物別れとなる事がある。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
徳久利でどうして舂くのかといったら、薬研では玄米けてしまうから、貧乏徳久利で舂くのだといった。
又仏の像を造ること既にりて、堂に入るることを得ず、諸々工人計ることはず、に堂の戸をたむとせり。然るに汝、戸をたずして入るることを得つ。此れ皆汝がなり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
天忠が拾上げ養育なしつり其後當所美濃國常樂院へ轉住の頃もなひ奉つりたれば御成長美濃國と申立なば有て知者あらじ然すれば紀州の調べも平野村のも無して事の氣遣なし此儀如何にと申ければ三人はじ入に古今の妙計と一同是に同じける此時常樂院また申けるは今天一を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
るに、松山かゞみのうたひは鏡絵巻といふものをとしてれるならん、此ゑまきにも右の松の山の事見えたり。さて松の山の庄内に菱山といふあり、山の形三角なるゆゑの名なるべし。
凡隊中ノ事 一切隊長ノ処分ニ任ス 敢テ或ハ違背スル勿レ 暴乱事ヲリ 謬害ニ至テハ 隊長其死活スルモ亦
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)