平賀源内捕物帳ひらがげんないとりものちょう長崎ものがたりながさきものがたり
朱房銀欛の匕首 源内先生は旅姿である。 旅支度と言っても、しゃらくな先生のことだから道中合羽に三度笠などという物々しいことにはならない。薄茶紬の道行に短い道中差、絹の股引に結付草履という、まるで摘草にでも行くような手軽ないでたち。茶筅の先を …
作品に特徴的な語句
ええら 悪戯わるごと 痙攣ふるい くど 姿態ざま 食卓ターブル 明瞭ささくり 悄々しゅんしゅん 交互たがいちがい 公然けんたい 造作つくりつ くくり あば 主人おやじ 居住いす 床几ばんこ 都合つもり 拒絶けんつき 本当しょう 麺麭ブロート 幻燈フロ 蹌踉よろけ 悪漢いたろう 団子トワンツー 唐人あちゃ 油揚コツレツ 如何どう 足拵あしごしらえ 会合さしあ はず 支障さしつかえ 斜面なぞえ かか 最初はな レーブル あや わたり 存候ぞんじそうろう 引開ひきひら うしろ 微々とろとろ 堅気きんとう ざま 抱付だきつ 指輪ゆびがね 是非しゃッち 様子さま 款待もてなし 気落らくたん あざやか 内儀ないぎ なま かご ぬか ことぎ 作付つくりつ 肉刺ハーカ 何処いずく 貴君あんた 虚言そらごと 詫言かねごと 寧波ニンパオ しめ 尾垂おだれ かばね 魂消たまぎ はま たくみ こつ 帰途かえりみち 馳付はせつ 帳付ちょうつけ 階段きざはし あいだ むご うたい 諄々くどくど 断念あきらめ 灯火あかり うるさ 残忍むご マスト ひとり 狼狽うろた 有之これある 競売せり ぬき 情交なか 船繋ふながかり ふなべり 手酷てきび ゆびさ
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