“支障”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さわり22.2%
さはり11.1%
さしさ11.1%
さしつかえ11.1%
さゝはり11.1%
ししやう11.1%
ししょう11.1%
ししよう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くに目的を達して今頃は江戸に帰り、喜ぶ恩師の顔を見て、一家相伝の極意秘伝を停滞とどこおりなく受けていなければ成らぬのが、意外な支障さわり引掛ひきかかって
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
彼等かれら他人たにんぬすむのには幾多いくた支障さはり、それはためあひした念慮ねんりよむしかへつさかん永續えいぞくすることすらりながら
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「一刻で頑固で人とれないで、思う通りをやってのける、俺の性質や暮らし方が、娘の出世に支障さしさわったら、済まないことになるのだがなあ」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「お見受けするところ、何か非常なご不幸でもあッたようす。お支障さしつかえなければ、どうかこの源内に……」
我すなはち彼に、わが汝をたすくるをねがはゞ汝の誰なるやを我に告げよ、かくして我もしその支障さゝはりを去らずば我は氷の底にゆくべし 一一五—一一七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
自分は熊五郎に斬られて死んだと見ても差支さしつかへが無いわけで、駒吉が熊井熊五郎であることは何んの支障ししやうもなく説明されるのです。
この秘密書類が、もしスパイの手にでもはいるようなことがあれば、国のためにも、たいへんな支障ししょうをきたすことになるのです。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
今日こんにち都市としける消防施設しようぼうしせつ水道すいどう首位しゆいいてあつて、普通ふつう火災かさいたいしてはそれで差支さしつかへないのであるが、大地震だいぢしんのような非常時ひじようじおいては、たちま支障ししようきたすこと、其例そのれいあまりにおほい。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)