“支倉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はせくら53.3%
はぜくら46.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仙台の伊達政宗が支倉はせくらを船出させた牡鹿半島の月ノ浦というところは他日通商を開く場合にここを港と政宗が予定していたところで
安吾下田外史 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
「この旦那はお前、支倉はせくらの野郎をとっ掴まえて下さるんだ。おや未だ笑ってやがる。手前達は支倉を知らねえのかい、あの悪党の支倉を」
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
絵筆を捨てた堅山画伯と呼ぶ方が著名ポピュラーであろうが——その鴻巣胎龍こうのすたいりゅう氏が奇怪な変死を遂げたと云う旨を、支倉はぜくら検事が電話で伝えたからである。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
帰化英人アダムスをして百二十トンの大船を造らしめ、太平洋を横断して、墨西哥メキシコと交通せしめ、伊達政宗だてまさむねは、図南となん鵬翼ほうよくふるわんと欲して、その臣支倉はぜくら六左衛門をして、墨西哥にけいして
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)