“揮”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ふる71.0%
23.5%
2.2%
さしまね0.8%
ふり0.8%
0.3%
はばか0.3%
ふるつ0.3%
サイ0.3%
0.3%
(他:1)0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“揮”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語7.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
なんにしろ、あの垣の上に妙な首が載っていて、その首が何の遠慮もなく表情筋を伸縮させて、雄弁をふるっている処は面白い。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
親方らしいのが、棒をふるって飛び出すと、それに励まされて丸くなった五六人が、兵馬を目蒐めがけて突貫して来ました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いろり附近まわりに四人の男女が控えてた。男は怪量を上座じょうざしょうじてから四人をり返った。
轆轤首 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
右側を往っていた双子がちらりとりかえった。広巳はついとった。双子は有意わざとらしい沈静おちつきを見せた。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
関羽は、追いかけながら、さえぎる者をばたばた斬り伏せ、袁術の背へ迫るや、ひじを伸ばして、青龍刀のただ一に、
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かぜをよび、一颯血さっけつを立てるものは、加賀見忍剣かがみにんけん禅杖ぜんじょうでなくてはならない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兵卒は、客人まらうど達は山の機嫌好き日に來あはせ給ひぬとて、我等をさしまねきて進ましめたり。
われは猶媼の一たび手もてさしまねくを見しが、その姿忽ちかさなる梢に隱れぬ。
赤裸まはだか男子おのこむれゐてあらがねのまろがり砕くつちうちふり
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
お島にささえられないほどの力を出して、隠居が剃刀かみそりふりまわして、二人のなかへ割って入ったとき、おゆうは寝衣ねまきのまま、跣足はだしで縁から外へ飛出していった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
程なく、このことが、上虞じょうぐの令度尚どしょうと申す人から帝に奏され、孝女なりと仰せられ、邯鄲淳かんたんじゅんに文章を草すべく命ぜられ、石にそのことを刻まれました。邯鄲淳はこのとき年歯としわずかに十三歳で、筆をってこの文を作し、一字も訂正しなかったと申します。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これが普通の場合だと横手を打つところですが、何にはばかったか、子分共は互に顔を見合せてしんみり感嘆します。
悪人の娘 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
茲に椽大えんだい椎実筆しひのみふでふるつあまね衆生しゆじやうため文学者ぶんがくしやきやう説解せつかいせんとす。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
さすれば、猿若狂言に使ふ安宅丸の幕の緋房と言ふのは、実は、念仏聖の懸けた鉦鼓の名であり、本の名にまでなつた「キンサイ」は、単に念仏聖の持つぬさかけ棒であらうか。
赤裸の男子ヲノコむれゐて、アラガネのまろがり砕く 鎚うちりて※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
正宗の大刀のよりも、国のため するどき筆の鉾フルひみむ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)