“サイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:さい
語句割合
58.3%
そら8.3%
才技8.3%
8.3%
8.3%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平安朝の文献に、宮廷では、此人形と、一つの名前と思はれる「サイ」といふのが見える。御神楽ミカグラの時に出る者である。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
謝意を表する為の芸廻しとも言ふべきものが、其々の才技サイで召された男たちによつて行はれ、其後なごり惜しみして別れて行く。
神楽記 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さすれば、猿若狂言に使ふ安宅丸の幕の緋房と言ふのは、実は、念仏聖の懸けた鉦鼓の名であり、本の名にまでなつた「キンサイ」は、単に念仏聖の持つぬさかけ棒であらうか。
コレ、大漢ノ建安十五年。南陽、諸葛亮ショカツリョウ、謹ンデサイヲ大都督公瑾周府君コウキンシュウフクンノ霊前ニ致シテウ。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
爾今ジコン、当山ノ僧人魯智深ロチシンヲシテ菜園ヲ管理セシム。耕夫コウフノ令、厨入チュウニュウノ百サイ、スベテ右ノ者ニ任ズ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)