“わずか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
73.9%
18.8%
僅少4.6%
0.8%
0.4%
少数0.4%
環寸0.4%
0.4%
許少0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今ならば一日でも決行し得られる旅程に四日もかかったことを思うと、に十五年前でありながら全く隔世の感に堪えないのである。
初旅の大菩薩連嶺 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
に通ずるばかり、枯れてもぼれた上へ、煙の如く降りかゝる小雨を透かして、遠く其のしいめながら
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
僅少貯蓄で夫妻が冷たくなろうとは思われる理由がない。老妓の推測は自分だけの心にしかわからなかったのであろう。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
而して某に炎々赫赫、寵をみて悔ゆるなく、召対闕下に承け、萋斐ち君前に進む。委蛇に公より退けば、笙歌已に後苑に起る。声色狗馬、昼夜荒淫、国計民生、念慮に存ずるなし。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
長次郎は下を廻って雪渓をんで来たと話したが、見た所では私達には真似られそうにもない。此峰の北側はの平で二坪程の池がある。野営でもしたものかの木が散らばっている。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
同僚の者など誰一人行きたがらぬものはないが、これを貰ったのはごく少数の人なので、たかが属官風情の私などが出席できるというのは、殆ど異例といってもよい位なものさ。
頸飾り (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
『戦国策』に人あり係蹄を置きて虎を得たるに、虎怒りてって去る、虎の情その蹯を愛せざるにあらざれど、環寸の蹯を以て七尺の躯を害せざる者は権なりとあって虎の決断をめ居る。
驕子良三は往々五十四万石の細川家から、十万石の津軽家に壻入する若殿をいで、旅中下風に立っている少年のなるかを知らずにいた。寛五郎は今の津軽伯で、当時に十七歳であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
いずれも若い、三十許少に前後。気を負い、色に、心を放つ、血気のその燃ゆるや、男くささは格別であろう。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)