“小雨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こさめ94.2%
こざめ2.9%
こあめ1.4%
コサメ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書窓しょそうから眺めると、灰色はいいろをした小雨こさめが、噴霧器ふんむきく様に、ふっ——ふっと北からなかぱらの杉の森をかすめてはすいくしきりもしぶいて通る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
この夜ふけ聽けばこまかにきこえゐる小雨こざめにしあれやそそぐ春雨
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
いたち鳴く庭の小雨こあめくれの春
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
吾が庵を 外山の雲の末に見て、小雨コサメふる田に、牛ぬらすかな﹅
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)