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『自選 荷風百句』
ふりがな文庫
『
自選 荷風百句
(
じせんかふうひゃっく
)
』
わが発句の口吟、もとより集にあむべき心とてもなかりしかば、書きもとどめず、年とともに大方は忘れはてしに、おりおり人の訪来りて、わがいなむをも聴かず、短冊色帋なんど請わるるものから、是非もなく旧句をおもい出して責ふさぐことも、やがて度重るにつ …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「おもかげ」岩波書店、1938(昭和13)年7月10日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
訪
(
とい
)
返
(
がへし
)
明
(
あけ
)
丈
(
ぢやう
)
上
(
うへ
)
下
(
さが
)
象
(
ざう
)
出
(
いだ
)
切
(
きり
)
前
(
まへ
)
潮
(
しほ
)
古
(
ふ
)
惜
(
を
)
結直
(
ゆひなほ
)
者
(
しや
)
裏通
(
うらどほり
)
顔
(
かほ
)
一
(
いつ
)
上
(
あが
)
口吟
(
こうぎん
)
土蔵
(
どざう
)
夜半
(
よは
)
妓
(
ぎ
)
家
(
や
)
小橋
(
こはし
)
小雨
(
こあめ
)
打
(
うち
)
暫
(
しばらく
)
暮
(
くれ
)
笈
(
きふ
)
荒庭
(
あれには
)
落
(
おち
)
質
(
しち
)
一日
(
ひとひ
)
一軸
(
いちぢく
)
中
(
なか
)
先
(
さき
)
分
(
わか
)
夕餉
(
ゆふげ
)
夜
(
よる
)
大根
(
だいこ
)
室咲
(
むろざき
)
小家
(
こいへ
)
師走
(
しはす
)
度重
(
たびかさな
)
引汐
(
ひきしほ
)
後
(
のち
)
扇
(
あふぎ
)
手
(
で
)
昼月
(
ひるづき
)
木
(
こ
)
樒
(
しきび
)
水神
(
すゐじん
)
水雞
(
くひな
)
深川
(
ふかがは
)
湯帰
(
ゆがへ
)
盛塩
(
もりしほ
)
石菖
(
せきしやう
)
稲妻
(
いなづま
)
糸屑
(
いとくづ
)
紋
(
あや
)
老
(
おい
)
腹
(
はら
)
艸
(
さう
)
芍薬
(
しやくやく
)
花
(
ばな
)
葡萄
(
ぶだう
)
蝙蝠
(
かうもり
)
蝶
(
てふ
)
行年
(
ゆくとし
)
行燈
(
あんどう
)
責
(
せめ
)
釣
(
つり
)
錠
(
ぢやう
)
門
(
もん
)
障子
(
しやうじ
)
雨
(
あま
)
青梅
(
あをうめ
)
青簾
(
あをすだれ
)
鰺
(
あぢ
)
鼻緒
(
はなを
)
一
(
ひと
)
一人
(
ひとり
)
一葉
(
ひとは
)
丑
(
うし
)
中
(
うち
)
中洲
(
なかず
)
佗住
(
わびずま
)
儘
(
まま
)
入
(
い
)
八
(
や
)
冴
(
さ
)
出
(
で
)
初嵐
(
はつあらし
)
初汐
(
はつしほ
)
加減
(
かげん
)
北向
(
きたむき
)
半襟
(
はんえり
)
卯
(
う
)
古机
(
ふるづくゑ
)