『自選 荷風百句(じせんかふうひゃっく)』
わが発句の口吟、もとより集にあむべき心とてもなかりしかば、書きもとどめず、年とともに大方は忘れはてしに、おりおり人の訪来りて、わがいなむをも聴かず、短冊色帋なんど請わるるものから、是非もなく旧句をおもい出して責ふさぐことも、やがて度重るにつ …
作品に特徴的な語句
訪(とい) 返(がへし) 明(あけ) 丈(ぢやう) 上(うへ) 下(さが) 象(ざう) 出(いだ) 切(きり) 前(まへ) 潮(しほ) 古(ふ) 惜(を) 結直(ゆひなほ) 者(しや) 裏通(うらどほり) 顔(かほ) 一(いつ) 上(あが) 口吟(こうぎん) 土蔵(どざう) 夜半(よは) 妓(ぎ) 家(や) 小橋(こはし) 小雨(こあめ) 打(うち) 暫(しばらく) 暮(くれ) 笈(きふ) 荒庭(あれには) 落(おち) 質(しち) 一日(ひとひ) 一軸(いちぢく) 中(なか) 先(さき) 分(わか) 夕餉(ゆふげ) 夜(よる) 大根(だいこ) 室咲(むろざき) 小家(こいへ) 師走(しはす) 度重(たびかさな) 引汐(ひきしほ) 後(のち) 扇(あふぎ) 手(で) 昼月(ひるづき) 木(こ) 樒(しきび) 水神(すゐじん) 水雞(くひな) 深川(ふかがは) 湯帰(ゆがへ) 盛塩(もりしほ) 石菖(せきしやう) 稲妻(いなづま) 糸屑(いとくづ) 紋(あや) 老(おい) 腹(はら) 艸(さう) 芍薬(しやくやく) 花(ばな) 葡萄(ぶだう) 蝙蝠(かうもり) 蝶(てふ) 行年(ゆくとし) 行燈(あんどう) 責(せめ) 釣(つり) 錠(ぢやう) 門(もん) 障子(しやうじ) 雨(あま) 青梅(あをうめ) 青簾(あをすだれ) 鰺(あぢ) 鼻緒(はなを) 一(ひと) 一人(ひとり) 一葉(ひとは) 丑(うし) 中(うち) 中洲(なかず) 佗住(わびずま) 儘(まま) 入(い) 八(や) 冴(さ) 出(で) 初嵐(はつあらし) 初汐(はつしほ) 加減(かげん) 北向(きたむき) 半襟(はんえり) 卯(う) 古机(ふるづくゑ)