“裏通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらどほ35.3%
うらどおり29.4%
うらどお17.6%
うらどほり11.8%
うらとほ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清正公樣せいしやうこうさままへ煎豆屋いりまめやかど唐物屋たうぶつやところ水天宮樣すゐてんぐうさま裏通うらどほり、とそツち此方こつちで、一寸々々ちよい/\えなくつたらしいんですが、……
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
階下は小売商店の立続いたしば桜川町さくらがわちょう裏通うらどおりに面して、間口まぐち三間さんげんほど明放あけはなちにした硝子店ガラスてんで、家の半分は板硝子を置いた土間になっている。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ピカピカしたまどガラスのうしろに、テンジクアオイのある、裏通うらどおりのこじんまりとした家は、ニールスの目には、はいりませんでした。
黄包車ワンポオツはしる。そして、この東洋とうやう幻怪げんくわい港町みなとまちはしつとりした夜靄よもやなかにもらない。やがてあるつかれてふらりとはひりこんだのが、と裏通うらどほり茶館ツアコブンだつた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
いつになく元のいい、明るい顏付かほつきつとめ先からかへつて※たM会社員くわいしやゐんの青木さんは、山ののあるしづかな裏通うらとほりにある我家わがやの門口をはひると
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)