“茶館”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カフェー20.0%
さかん20.0%
ちやくわん20.0%
ツアコハン20.0%
ツアコブン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそこの土地に相応ふさわしくない、赤や緑のネオンサインで、毒々しく飾り立てた茶館カフェーや、飲食店のずらりと並んでいる横町に出た。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
ここに顔を知らない同幇匪同志の初対面の挨拶ぶりを書いて見る。先ず甲匪が外埠に行って茶館さかんに上ったとする。するとこの土地の同幇と馴染なじみになって置く必要があるので、暗号で同幇に知らせる。
茶館ちやくわんには「清潤甜茶せいじゆんてんちや」のへんがありにほへる処女をとめ近づききた
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
とまれ、十年前ねんまへあきの一乳色ちゝいろ夜靄よもやめた上海シヤンハイのあの茶館ツアコハン窓際まどぎはいた麻雀牌マアジヤンパイこのましいおといまぼく胸底きようていなつかしい支那風しなふうおもさせずにはおかない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
黄包車ワンポオツはしる。そして、この東洋とうやう幻怪げんくわい港町みなとまちはしつとりした夜靄よもやなかにもらない。やがてあるつかれてふらりとはひりこんだのが、と裏通うらどほり茶館ツアコブンだつた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)