トップ
>
胸底
ふりがな文庫
“胸底”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きょうてい
30.0%
むなそこ
30.0%
きようてい
10.0%
こころ
10.0%
むなぞこ
10.0%
むね
10.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうてい
(逆引き)
江戸木板画の悲しき色彩が、全く時間の
懸隔
(
けんかく
)
なく深くわが
胸底
(
きょうてい
)
に
浸
(
し
)
み入りて常に親密なる
囁
(
ささや
)
きを伝ふる
所以
(
ゆえん
)
けだし偶然にあらざるべし。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
胸底(きょうてい)の例文をもっと
(3作品)
見る
むなそこ
(逆引き)
わたくしの
胸底
(
むなそこ
)
には先刻お雪が
半
(
なかば
)
冗談らしく感情の一端をほのめかした時、わたくしの覚えた不安がまだ消え去らずにいるらしい……わたくしはお雪の履歴については殆ど知るところがない。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
胸底(むなそこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
きようてい
(逆引き)
とまれ、十
年前
(
ねんまへ
)
の
秋
(
あき
)
の一
夜
(
や
)
、
乳色
(
ちゝいろ
)
の
夜靄
(
よもや
)
立
(
た
)
ち
罩
(
こ
)
めた
上海
(
シヤンハイ
)
のあの
茶館
(
ツアコハン
)
の
窓際
(
まどぎは
)
で
聞
(
き
)
いた
麻雀牌
(
マアジヤンパイ
)
の
好
(
この
)
ましい
音
(
おと
)
は
今
(
いま
)
も
僕
(
ぼく
)
の
胸底
(
きようてい
)
に
懷
(
なつか
)
しい
支那風
(
しなふう
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
させずにはおかない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
胸底(きようてい)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
こころ
(逆引き)
胸底
(
こころ
)
はこころ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
胸底(こころ)の例文をもっと
(1作品)
見る
むなぞこ
(逆引き)
灰汗
(
あく
)
の
洪水
(
でみず
)
の
胸底
(
むなぞこ
)
の
哀音
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
胸底(むなぞこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
むね
(逆引き)
じろり——茶の間に待っている客を横眼に
白眼
(
にら
)
んで、奥へ通ろうとした。が、その時、ふと壁辰の
胸底
(
むね
)
を走り過ぎたものがあって、彼は、どきりとした。思わず、足が停まった。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
胸底(むね)の例文をもっと
(1作品)
見る
“胸底”の意味
《名詞》
心の奥底。心中で思っていること。
(出典:Wiktionary)
胸
常用漢字
小6
部首:⾁
10画
底
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“胸”で始まる語句
胸
胸倉
胸襟
胸算用
胸毛
胸板
胸騒
胸高
胸乳
胸算
“胸底”のふりがなが多い著者
南部修太郎
林不忘
新渡戸稲造
末吉安持
永井荷風
吉川英治