“夜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
58.1%
よる35.7%
3.9%
ヨル0.6%
ばん0.4%
0.4%
よさ0.3%
よも0.2%
よっ0.1%
よつ0.1%
(他:3)0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし下人にとつては、このあめに、この羅生門の上で、死人の髮のを拔くと云ふ事が、それ丈で既にゆるす可らざる惡であつた。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そこが因果で別れることも出来ないところから、この両人ふたりはそののうちひそかに根岸を脱出ぬけだし、綾瀬川へ身を投げて心中した。
番「おのれ一昨日おとといこの店で帯を締め直す時に落した手紙は、お嬢さんに頼まれて粂之助の処へ届けようとしたのじゃないか」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ことよるのものとうれなく、はなはだ困り候折さふらふをりからゆゑ、誠に残念には御座候得共ござさふらえども
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
晝間ひるま寢床ねどこ——仙人せんにんよるはいつでも一睡いつすゐもしないのです、夜分やぶんたふうへあがつて
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もしそこを通過つうかするのがよるであるならば、ばされた赤熱鎔岩せきねつようがん斜面しやめんながくだつて
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
今宵こよひ陰暦いんれき十三深碧しんぺきそらには一ぺんくももなく、つき浩々かう/\わたりて
「一寸伺ひますが、往時むかしのうちに琵琶湖とか富士山とか出来たと言ひますが、富士山を取崩したら、見事琵琶湖が埋まるでせうかな。」
あねれてもかえらずにひとところにちつくしていますと、一うちあね姿すがたえて
木と鳥になった姉妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ヨルよりも暗くなつたイホリの中では、明王像の立ちさへ見定められぬばかりになつて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ヨルよりも暗くなつたイホリの中では、明王像の立ちさへ見定められぬばかりになつて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ヨルよりも暗くなつたイホリの中では、明王像の立ちさへ見定められぬばかりになつて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「さあ、陰気な話はもう中止だ。こんなばんは、ランプでも明るくして愉快に話すのだ。ここは横須賀よりまた暖かいね、もうこんなに山桜が咲いたな」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「こうして、あなたと、三日三ばんおりましたが、これ以上いっしょにおりますと、災があります、これからどうか帰ってください」
黄金の枕 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
四月十八日のばんでした、悴が少しいい方でやすんでいますから、おんななぞもみんな寝せまして、私は悴の枕もとに、行燈あんどうの光で少し縫い物をしていますと、ついうとうといたしましてね。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
當麻の邑まで、をとゝひの中に行つて居たこと、寺からは、昨日午後横佩墻内カキツへ知らせが屆いたこと其外には、何も聞きこむ間のなかつたことまで。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
當麻の邑まで、をとゝひの中に行つて居たこと、寺からは、昨日午後、横佩墻内カキツへ知らせが屆いたこと其外には、何も聞きこむ間のなかつたことまで。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
当麻のムラまで、をとゝひの中に行つて居たこと、寺からは、昨日午後横佩墻内カキツへ知らせが届いたこと其外ソノホカには、何も聞きこむ間のなかつたことまで。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かのよさ、お通は機会を得て、一たび謙三郎と相抱き、互に顔をも見ざりしに、意中の人は捕縛されつ。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
きやきやと月夜烏つきよがらすの齒が痛む、よさけた醒めごころ
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
このよさも雪はふりけり。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かれよるになってもあかりをもけず、よもすがらねむらず、いまにも自分じぶん捕縛ほばくされ、ごくつながれはせぬかとただそればかりをおもなやんでいるのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
かれよるになつてもあかりをもけず、よもすがらねむらず、いまにも自分じぶん捕縛ほばくされ、ごくつながれはせぬかとたゞ其計そればかりをおもなやんでゐるのであつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
長「ムヽ…じゃア此の人は奪られねえのかえ、冗談じゃアねえぜ、え、おう、おらアおめえのお蔭でよっぴてかゝあに責められた……旦那ア間違まちげえだって程があらア」
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
自分はよつぴて壁にもたれてゐたといふことだ。
にまたよは齋戒ゆまはりに、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
「このよひのおぼつかなきに霍公鳥ほととぎす」(巻十・一九五二)の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
先達さきだって私の病気の時も孝助がよッぴて寝ないで看病をしてくれまして、朝もむがらずに早くから起きて殿様のお供を致し