“夜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よ57.2%
よる36.0%
や4.2%
ばん0.5%
ヨル0.5%
ヨ0.5%
よさ0.3%
よひ0.2%
よも0.2%
よべ0.1%
よっ0.1%
よつ0.1%
よな0.1%
よは0.1%
よッ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二日(ふつか)の眞夜中(まよなか)——せめて、たゞ夜(よ)の明(あ)くるばかりをと、一時(ひととき)千秋(せんしう)の思(おもひ)で待(ま)つ——三日(みつか)の午前三時(ごぜんさんじ)、半(なか)ばならんとする時(とき)であつた。……
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
夜(よる)は大分(だいぶん)更(ふ)けてゐた。「遼陽城頭(れうやうじやうとう)夜(よ)は更(ふ)けて‥‥」と、さつきまで先登(せんとう)の一大隊(だいたい)の方(はう)で聞(きこ)えてゐた軍歌(ぐんか)の聲(こゑ)ももう途絶(とだ)えてしまつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
女房(にようばう)は或(ある)年(とし)復(ま)た姙娠(にんしん)して臨月(りんげつ)が近(ちか)くなつたら、どうしたものか數日(すうじつ)の中(うち)に腹部(ふくぶ)が膨脹(ばうちやう)して一夜(や)の内(うち)にもそれがずん/\と目(め)に見(み)える。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「こうして、あなたと、三日三夜(ばん)おりましたが、これ以上いっしょにおりますと、災があります、これからどうか帰ってください」
黄金の枕 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
夜(ヨル)の間(マ)よりも暗くなつた盧(イホリ)の中では、明王像の立ち處(ド)さへ見定められぬばかりになつて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
當麻の邑まで、をとゝひ夜(ヨ)の中に行つて居たこと、寺からは、昨日午後横佩墻内(カキツ)へ知らせが屆いたこと其外には、何も聞きこむ間のなかつたことまで。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
どうかあの倉のなかにある方々の土を加茂川の水で捏(こ)ねて、その中へわしの屍骸を入れて一つ土団子(つちだんご)をこしらへてくれ、そしてそれを三日(か)三夜(よさ)栗田(あはた)の窯(かま)で焼いた上
もとより容姿(かたち)のよろしきを愛(め)でよろこび、千とせをかけて契るには、二四五葛城(かつらぎ)や高間(たかま)の山(やま)に夜(よひ)々ごとにたつ雲も、二四六初瀬の寺の暁の鐘に雨収(をさ)まりて
彼(かれ)は夜(よる)になつても燈(あかり)をも點(つ)けず、夜(よも)すがら眠(ねむ)らず、今(いま)にも自分(じぶん)が捕縛(ほばく)され、獄(ごく)に繋(つな)がれはせぬかと唯(たゞ)其計(そればか)りを思(おも)ひ惱(なや)んでゐるのであつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
程なく夜明けぬるに一六五生(いき)出でて、急ぎ彦六が方の壁を敲(たた)きて夜(よべ)の事をかたる。彦六もはじめて陰陽師が詞を一六六奇(き)なりとして、おのれも其の夜は寝(い)ねずして三更の比(ころ)を待ちくれける。
長「ムヽ…じゃア此の人は奪られねえのかえ、冗談じゃアねえぜ、え、おう、己(おら)アお前(めえ)のお蔭で夜(よっ)ぴて嬶(かゝあ)に責められた……旦那ア間違(まちげえ)だって程があらア」
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すつかり自分と蝙蝠傘とを取り違へ、傘を暖炉(ストーヴ)に暖ためながら、自分は夜(よつ)ぴて壁に凭(もた)れてゐたといふことだ。
四八院主(じゆ)こそ鬼になり給ひつれと、連忙(あわただ)しく逃げさりぬるのちは、夜(よな)々里に下りて人を四九驚殺(おど)し、或は墓をあばきて腥(なま)々しき屍(かばね)を喫(くら)ふありさま、実(まこと)に鬼といふものは昔物がたりには聞きもしつれど
日(ひ)にまた夜(よは)の齋戒(ゆまはり)に
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫、薄田淳介(著)
中々届いたものでございます、そして誠に親切な事は私(わたくし)も感心致しました、先達(さきだっ)て私の病気の時も孝助が夜(よッ)ぴて寝ないで看病をしてくれまして、朝も眠(ね)むがらずに早くから起きて殿様のお供を致し