“前夜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんや69.6%
ゆうべ13.0%
よみや8.7%
さきのよ4.3%
イヴ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐわつ十一にちまちまつつたる紀元節きげんせつ當日たうじつとはなつた。前夜ぜんやは、夜半やはんまで大騷おほさわぎをやつたが、なか/\今日けふ朝寢あさねどころではない。
翌朝、電車に乗った時にも、今日は帰りに神保町で降りて、前夜ゆうべの家へ往って聞こうと思っていたが
妖影 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それはかれが見たこともない、五月祭の前夜よみや萬聖節ハロマスの時でなければ人間の眼には見られない人たち、つまり妖精フェヤリーたちである。
ジェミイの冐険 (新字新仮名) / 片山広子(著)
勝四郎、翁が一四〇高齢よはひをことぶきて、次にみやこに行きて心ならずもとどまりしより、前夜さきのよのあやしきまでをつばらにかたりて、翁がつかきて祭り給ふめぐみのかたじけなきを告げつつも涙とどめがたし。
私達が家を出ると、直ぐに市内の教会から、クリスマス前夜イヴの鐘が鳴りはじめたので、もうその時は九時になっていたに違いない。
寒の夜晴れ (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)