“京”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きやう48.1%
きょう25.0%
みやこ13.5%
けう5.8%
けい3.8%
キヤウ1.9%
西1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きやう山科やましな、近松半二の家。さのみ廣からねど、風雅なる家の作りにて、かみかたに床の間、それに近松門左衞門もんざゑもんの畫像の一軸をかけてあり。
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
けれども自分じぶんでそれをやったおぼえはございませぬ。きょうとはちがって東国とうごく大体だいたい武張ぶばったあそごと流行はやったものでございますから……。
ぬる年、みやこにありつる日、鎌倉の兵乱ひやうらんを聞き、九二御所のいくさつひえしかば、総州に避けてふせぎ給ふ。管領くわんれいこれを責むる事きふなりといふ。
その後もない十二年の歳のあきに、わたしは三つ時分からの持べう喘息ぜんそくに新しい療法れうほうはつ見されたといふので、母とともにはる/″\上けうしたが
時に帝諸将士をいましめたまわく、むかし蕭繹しょうえき、兵を挙げてけいに入らんとす、しかそのしもに令して曰く、一門のうち自ら兵威を極むるは、不祥の極なりと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
其だけに、面從で、口煩いキヤウの實務官たちと、おなじで何處か違つた所のある、——氣のユルせない氣持ちがした。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
西の女は砂糖づけかあめのようで、東の女達はさんしょの様なすっきりとしたピンとしたところが有る、とは昔からきまった相場であるけれ共
芽生 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)