“西京”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいきょう52.9%
さいきやう23.5%
こちら5.9%
さいきよう5.9%
にし5.9%
みやこ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうかとおもうと、いま西京さいきょうでは、こういう着物きものがらがはやるとか、東京とうきょうひとは、こういうしなこのむとか、そういうようなはなしっていました。
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれど皆祖父母や親達の口から、西京さいきやうと云ふ大きい都、美くしい都の話だけは聞いて居て、多少のあこがれを持つて居ない者はないのです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
西京こちらのものは、さいなことしやせん。そんなら、パリというところ、京都に似てるやないか。」
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それでは以後これからさかんにおあすびなさい。どうせ毎日用は無いのだから、田舎でも、東京でも西京さいきようでも、好きな所へ行つて遊ぶのです。船は御嫌おきらひですか、ははあ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
母親のほかに西京にしの方にいるという母方の叔父おじにも来てもらって、話を着け、お繁さんが附き添うて管轄の警察署へ行って、営業の鑑札を返納して来たというのである。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
西京みやこに近き荒寺の
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)