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西京
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さいきょう
ふりがな文庫
“
西京
(
さいきょう
)” の例文
そうかと
思
(
おも
)
うと、いま
西京
(
さいきょう
)
では、こういう
着物
(
きもの
)
の
柄
(
がら
)
がはやるとか、
東京
(
とうきょう
)
の
人
(
ひと
)
は、こういう
品
(
しな
)
を
好
(
この
)
むとか、そういうような
話
(
はなし
)
も
知
(
し
)
っていました。
草原の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
即ち四季の変化は
何人
(
なんぴと
)
も
能
(
よ
)
くこれを知るといへども、東京の名所は
西京
(
さいきょう
)
の人これを知らざる者多く、西京の名所は東京の人これを知らざる者多きが如きなり。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
お登和も張合ありて心嬉く「このお皿のは
昨日
(
きのう
)
奥さんにお話し申した
西京
(
さいきょう
)
のお多福豆です。三日前からかかって今日やっと出来上りましたから一つ召上って下さい」
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
十日ほどして、磯五からのがれるために、おせい様は
西京
(
さいきょう
)
のほうへ旅をすることになった。気候はよし、東海道の宿々をつぎつぎに下って行くのも、一興でないことはなかった。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
午
(
ひる
)
すぎになって、
西京
(
さいきょう
)
の
大家
(
たいか
)
大坪道禅
(
おおつぼどうぜん
)
の
馬術
(
ばじゅつ
)
、
母衣流
(
ほろなが
)
しの見ごとな
式
(
しき
)
をはじめとし、一門の
騎士
(
きし
)
が
鐙
(
あぶみ
)
をならして
秘
(
ひ
)
をあらそい、ほかに
剣道組
(
けんどうぐみ
)
から数番の
手合
(
てあ
)
わせが開始されたが
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
極込細工
(
きめこみざいく
)
の
尉
(
じょう
)
と
姥
(
うば
)
や、
西京
(
さいきょう
)
の
芥子
(
けし
)
人形、伏見人形、
伊豆蔵
(
いずくら
)
人形などを二人のまわりへ綺麗に列べ、さま/″\の男女の姿をした首人形を二畳程の畳の目へ数知れず挿し込んで見せた。
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
江戸は徳川氏三百年の城下町であり、
西京
(
さいきょう
)
に対して新しい
都
(
みやこ
)
でありました。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
上京の途中は大阪の知人を
尋
(
たず
)
ね、
西京
(
さいきょう
)
見物に日を
費
(
ついや
)
し、神戸よりは船に打ち乗りて、両親および兄弟両夫婦および東京より迎えに行きたる妾と弟の子の
乳母
(
うば
)
と都合八人いずれも打ち興じつつ
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
この中には
西京
(
さいきょう
)
の松茸も少しばかり混っていますが大概は
江州
(
ごうしゅう
)
から
美濃
(
みの
)
辺の松茸のようです。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
彼女は
西京
(
さいきょう
)
の生れにて、相当の家に成長せしかど、
如何
(
いか
)
なる
因縁
(
いんねん
)
にや、女性にして
数〻
(
しばしば
)
芸者狂いをなし、その望みを達せんとて、
数万
(
すまん
)
の金を盗みし
酬
(
むく
)
いは
忽
(
たちま
)
ちここに
憂
(
う
)
き年月を送る身となりつ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
先ずあれにするには
西京
(
さいきょう
)
の
真葛
(
まくず
)
が
原
(
はら
)
の豆が一番上等です。大阪の
尼
(
あま
)
が
崎
(
さき
)
辺の
一寸豆
(
いっすんまめ
)
もようございます。上州沼田辺の豆も大きいそうですが新豆の
乾
(
ほ
)
したのなら一昼夜水へ漬けます。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
何事も無智識無経験という事が一番困るので
西京
(
さいきょう
)
の松茸山へ
素人
(
しろうと
)
が
採
(
と
)
りに入ると
竹篦
(
たけべら
)
で地を掘ってこれから出ようという
極
(
ご
)
く小さな松茸まで採ってしまったり、極く若い松茸を踏み
潰
(
つぶ
)
してしまったり
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
西京
(
さいきょう
)
では
大豆
(
だいず
)
を交ぜて煮ますし、大阪では
蒟蒻
(
こんにゃく
)
を交ぜて煮ますし、外の処ではお茶を交ぜることもあり、
白水
(
しろみず
)
で
湯煮
(
ゆで
)
る事もありますが章魚の形を崩さずに心まで柔く煮るのは大根で叩くのが一番です。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
京
常用漢字
小2
部首:⼇
8画
“西京”で始まる語句
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