“原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はら58.2%
もと20.1%
ぱら7.9%
ばら3.3%
2.3%
1.6%
モト1.3%
バル1.0%
げん0.7%
たず0.7%
たづ0.7%
はる0.3%
0.3%
0.3%
みなもと0.3%
もとも0.3%
ハラ0.3%
バラ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでもころんだり、きたり、めくらめっぽうにの中をして行きますと、ものの五六も行かないうちに、やみの中で
安達が原 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
しかしさうすると、宮廷以外の人形をもつてする才男の説明が、全部宮廷の才男をとして説かなければならないことになるのです。
神楽(その二) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
二三軒みすぼらしいオランダ船の船員のとまる下宿の木小屋が、そのむこう岸に建っていて、オランダッともよばれていた所です。
もちろんかの賤しい下司法師の徒と同日に談ずべきものではないということで、自然その本語が忘れられるに至ったものであろう。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
と支那から来た落葉灌木で、美花を開き花弁は多少相重なり花梗は長いので花が小枝から垂れて咲いていて垂糸海棠の名は最も相応しい。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
万葉には、赭土即、をとる広場即、と解してゐる歌もあるから、丹生の字面もさうした合理見から出てゐると見られる。にふべからみふべ・みぶと音の転じた事も考へてよい。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
而も其理会の根本に、気分式な情緒本位のものが交らずにゐる筈がないとなれば、の古詞章よりは、大分変つたものになる訣である。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
確かまだ武者小路氏の「新しき村」が開かれない時分で、あの辺になつてゐたのだなと、後に思ひ合せた茶臼の曠野をも横ぎつた。
山の音を聴きながら (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
と、得意の歌をうたい、さらにまた、求められて、諸葛孔明の“五”を指笛で吹いて聞かせた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぬるに長唄杵屋の一派は俳優中村勘五郎から出て、その宗家は喜三郎また六左衛門と称し現に日本橋坂本町十八番地にあって名跡を伝えている。いわゆる植木店家元である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
始めをねてりにらば、死生の理を知る、何ぞ其の易簡にして明白なるや。吾人は當に此の理を以て自省すべし。
出様来や、伊祖大主御万人頭取ちゆる者どやゆる、お万人のまぢり聞留めれ、ムルチてる池に大蛇とて、らぬ、らぬ、屋蔵くづち、物作
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
「中の広ッへだよ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の冬草の、山肌色をした小な翼であった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
と。(二三)すこと流水く、民心はしむ。(二四)うしてし。
すなわちこの字面はと支那人の製したもので、それは蓋し同国で出版になった『地学浅釈』の書が始めてそれを公にしたものであると信ずる。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
其神の常在る国を、大空に観じては高天と言ひ、海のあなたと考へる村人は、常世の国と名づけて居た。
○午後から寿、、ひさ一家で林町へゆく。