“柳原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やなぎはら48.1%
やなぎわら44.4%
りゅうげん3.7%
やぎはら3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多紀氏ではこの年二月十四日に、矢の倉の末家ばつけ茝庭さいていが六十三歳で歿し、十一月にむこう柳原やなぎはらの本家の暁湖が五十二歳で歿した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
惆然ちゅうぜんとして牛の歩みを運ぶ平次の人間らしさを、八五郎は黙って見やるのでした。柳原やなぎわらの道には夏の陽が一パイに射しておりました。
別号には観柳書屋、柳原りゅうげん書屋、三亦堂さんえきどう目耕肘もくこうちゅう書斎、今未是翁こんみぜおう不求甚解ふきゅうじんかい翁等がある。その三世劇神仙げきしんせんと称したことは、既にいったとおりである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「いまではこの柳原やぎはらあい宿しゅくになったから、おすげちゃんもしようがない、ここの柏屋へ住み込んだわけなの」
榎物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)