“りゅうげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
流言81.8%
柳原9.1%
立言9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
領主もまた戦争のたびに、彼らを利用し、敵方へ火をけさせたり、流言りゅうげんを放たせたり、敵陣からの馬盗みを奨励したりする。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
別号には観柳書屋、柳原りゅうげん書屋、三亦堂さんえきどう目耕肘もくこうちゅう書斎、今未是翁こんみぜおう不求甚解ふきゅうじんかい翁等がある。その三世劇神仙げきしんせんと称したことは、既にいったとおりである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これに反して柳原りゅうげん書屋の名は、お玉が池の家が柳原やなぎはらに近かったから命じたのであろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
つまる所婦人に主君なしとの立言りゅうげんは、封建流儀より割出しても無稽なりと言うの外なし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)