宮本武蔵みやもとむさし02 地の巻02 ちのまき
——どうなるものか、この天地の大きな動きが。 もう人間の個々の振舞いなどは、秋かぜの中の一片の木の葉でしかない。なるようになッてしまえ。 武蔵は、そう思った。 屍と屍のあいだにあって、彼も一個の屍かのように横たわったまま、そう観念していたの …
作品に特徴的な語句
ちご 化粧めか おか かわ じょう こと がよ おの てて 饒舌にょうぜつ 蜻蛉やんま 和尚おす われ 退 ちが 年長とした あま いん 武士ざむらい がら ざかい かち しも しっ から 燈明あかし かん あか 皮膚かわはだ きら まず かたわ じゃく 彼方むこう 同胞どうぼう かえ 生活たつき しょ 尿 法衣ごろも まっと もうし はず 光明あかり あや あやう なぶ 彼方あなた あぎと いた まな 此寺こちら まば 退 たば いぶ 拳骨こぶし 事理ことわけ とど 責任つとめ もと ばく とも そら おり かん はし りき 士分さむらいぶん
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