“全”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まった23.6%
まる22.4%
まつた20.8%
まっと13.3%
また5.1%
すべ4.2%
まつ1.8%
1.5%
まツた0.6%
まつたく0.6%
あら0.6%
0.6%
すべて0.6%
ぜん0.6%
まっ0.6%
まつたき0.6%
すっ0.3%
ちゃっ0.3%
まったき0.3%
まったく0.3%
まっとう0.3%
みな0.3%
むく0.3%
マタ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は自分がく死にうせてしまわないようにと、自分の思想一片を自分の名もつけずに残しておくだけで、満足していたのである。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
私共が共謀かなんぞになって居るように思われますので甚だ残念ですが、どうしてあの塔をあの高い窓から運び出したのでしょう
真珠塔の秘密 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
日本化物貧弱なのにして、支那るとる、支那はあの尨大であつて、西には崑崙雪山諸峰際涯なく
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
青年は不思議に命をうしたばかりでなく、三十を越えても死なないで、無事に天寿を保った。この渡しは今でも州の瑞安にある。
元旦のこのの深さ、山住の我らなるゆゑ、いついつとかはりは無けど、今日はまたとりわけて、よろしかりけり。く今しづかなりけり。今さらに何をかや云ふ。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
まるで、泰西名画のみごとな版画をみているように、湿り気のない空気が、てのものを明るく、浮立たせてみせてくれるのでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
たく、服装丈ぢやらない世のになりましたからね。何処の紳士かと思ふと、どうもちきりんな這入てますからね」と門野はすぐあとを付けた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
父の様子にはるで、「そんなにおれのことが気になるならお前の口で話をまとめてみるがいいじゃないか。どうだ」
(新字新仮名) / 矢田津世子(著)
あなやとふとに、もとのも、も、も、手足姿となつて、いつみつ、ぱツとまれ、あツとあらはれる。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
摸写のものならん。名識印章並になし。竪幅二掛一対墨画十六羅漢明兆画とありて印なし。飛動気韻ありて且古香可掬。殿司の真迹疑べからず。駅長の家烏山侯霞崖の書せる安穏二字をす。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それも同じ言葉の繰り返しだけでは不充分だった、彼女は華岡医師に色々な質問をしてゆる方面から入り込もうとする死の予感を防ごうとした。
勝ずば (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
だが、段々部屋中を華やかに照らしだす日の光を眺めるとカテリイヌも、リサの送る娘も、ベッシェール夫人もべて、そんな事はどうでもよくなって来た。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
此樣なことといふものは、妙にく夫から夫へとパツとするものだ、と聞いて、此の解剖を見るの生徒のは、何んといふことは無く若い血を躍らせた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
彼は軽蔑せる調子で「何、猫だ? 猫が聞いてあきれらあ。てえどこに住んでるんだ」随分傍若無人である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人の頭上に落ちてくるという事実をたむるのです、僕の身の上のき、たくなので、んど信ずからざるしい運命が僕をそんでるのです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
の亀の化石、本草家の鑒定秦亀ならば一べし。山にてたりとあれば秦亀にちかきやうなり。化石といふものあまた見しに、多はきものにてあるひはまたなり。
聞き「成る程夫は面白いがう藻西太郎が白状して仕舞たよ、かり白状したから外に何の様な疑いが有ても自然に消滅する訳だ」
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
自分でかり佐々木はうまいものだ! にしてしまって、下手の横好きという俗諺の通りに、私は到頭、文章家として立とうと決心したのであった。
兼て不快の底意これ候とも、働の節互に助け合い急を見継ぎ、勝利のところをに相働べきこと。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
彼の細君に対する基調は、その解決一つでちゃんと定められなければならなかった。今よりずっと単純であった昔、彼は一図に細君の不可思議な挙動を、病のためとのみ信じ切っていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかし上宮太子の、憂悩のあまり祈念されたところは、後代において必ずしもうされたとはいえない。更になる悲痛の裡に、天武天皇は位を継ぎ、憂悩を深めたのである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
「その星は何処にある?」「どの様な性質だ?」「何事の前兆か?」等問い合わせが続々とヒマラヤ山頂の天文台へ全世界から集まって、係員はで電信の中に埋められる様なであった。
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)
先生が地球が円いというけれど、乃公には何うもう思えない。教場に地球がある。是は全く円い。しかし空虚か分らないから、近日に穴を明けて見よう。乃公は空虚として置く。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
く好き日は、日にも得がたし
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)