まっとう)” の例文
しかし上宮太子の、憂悩のあまり祈念されたところは、後代において必ずしもまっとううされたとはいえない。更におおいなる悲痛の裡に、天武天皇は位を継ぎ、憂悩を深めたのである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)