“泰西”の読み方と例文
読み方割合
たいせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるで、泰西(たいせい)名画のみごとな版画をみているように、湿(しめ)り気のない空気が、全(すべ)てのものを明るく、浮立(うきた)たせてみせてくれるのでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
泰西(たいせい)文学は古今の別なく全く西洋的にして二千年来の因習を負へるわが現在の生活感情に関係なき事あたかも鵬程(ほうてい)九万里の遠きに異(こと)ならず。
矢立のちび筆 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
髷(まげ)にさしてあったさんらんたる美光の品も、それにゆかりのある、泰西(たいせい)名工の彫琢(ちょうたく)、白金彫(はっきんぼり)聖母(せいぼ)マリヤの笄(こうがい)なのであった。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)