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『矢立のちび筆』
ふりがな文庫
『
矢立のちび筆
(
やたてのちびふで
)
』
或人に答ふる文 思へば千九百七、八年の頃のことなり。われ多年の宿望を遂げ得て初めて巴里を見し時は、明くる日を待たで死すとも更に怨む処なしと思ひき。泰西諸詩星の呼吸する同じき都の空気をばわれも今は同じく吸ふなり。同じき街の敷石をば響も同じくわ …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
瑞西
(
スィツル
)
泊
(
はく
)
出
(
いづ
)
賑
(
にぎわい
)
十歳
(
じっさい
)
退
(
しりぞ
)
宛
(
さなが
)
非
(
あ
)
騒
(
さわが
)
並
(
ならび
)
健
(
すこやか
)
前
(
ぜん
)
動
(
うごか
)
宛然
(
えんぜん
)
思
(
おもい
)
文
(
ぶん
)
気
(
げ
)
燈火
(
とうか
)
終
(
お
)
顧
(
かえりみ
)
伝聞
(
つたえき
)
公人
(
こうじん
)
如何
(
いかん
)
安
(
やすん
)
家
(
いえ
)
尽
(
ことごと
)
巴里
(
パリー
)
徒
(
いたずら
)
擬
(
ぎ
)
暁明
(
ぎょうめい
)
漫
(
みだ
)
甚
(
はなはだ
)
生命
(
せいめい
)
異
(
こと
)
老爺
(
ろうや
)
能
(
あた
)
花鳥
(
かちょう
)
難
(
かた
)
頻
(
しきり
)
中
(
うち
)
云々
(
うんぬん
)
京伝
(
きょうでん
)
仏国
(
ふつこく
)
元
(
もと
)
冒
(
おか
)
則
(
のっと
)
功名
(
こうみょう
)
勉
(
つと
)
匆々
(
そうそう
)
厩
(
うまや
)
厭世
(
えんせい
)
古今
(
ここん
)
哉
(
かな
)
嘆
(
なげ
)
因
(
よ
)
墻壁
(
しょうへき
)
妓女
(
ぎじょ
)
嫌悪
(
けんお
)
峡駅
(
きょうえき
)
崇
(
あが
)
幸
(
さいわい
)
幾度
(
いくたび
)
強
(
し
)
彼
(
か
)
忌
(
い
)
忽
(
たちま
)
怨
(
うら
)
怪我
(
けが
)
恣
(
ほしいまま
)
悉
(
ことごと
)
情懐
(
じょうかい
)
憤
(
いきどお
)
或人
(
あるひと
)
文字
(
もんじ
)
新宿
(
しんじゅく
)
明
(
あ
)
昔日
(
せきじつ
)
来
(
きた
)
泰西
(
たいせい
)
活
(
い
)
涵養
(
かんよう
)
漸次
(
ぜんじ
)
無業
(
むぎょう
)
然
(
しか
)
煩悶
(
はんもん
)
爰
(
ここ
)
甲駅
(
こうえき
)
病褥
(
びょうじょく
)
盃
(
さかずき
)
称
(
とな
)
綴
(
つづ
)
罵
(
ののし
)
自
(
みずか
)
茗渓
(
めいけい
)
茫
(
ぼう
)
茲
(
ここ
)
華々
(
はなばな
)
虐
(
しいた
)
観
(
み
)
豈
(
あに
)