“京伝”のいろいろな読み方と例文
旧字:京傳
読み方割合
きょうでん86.4%
きやうでん13.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『我楽多文庫』は第十号から京伝きょうでん馬琴種彦たねひこらの作者の印譜散らしの立派な表紙が付き、体裁も整った代りに幾分か市気を帯びて来た。
そこで、まずそれを読んだというだけでも、一手柄ひとてがらさ。ところがそこへまたずぶ京伝きょうでん二番煎にばんせんじと来ちゃ、あきれ返って腹も立ちやせん。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
僕は「水子塚みづこづか」の前を曲り、京伝きやうでんの墓の前へ辿たどり着いた。京伝の墓も京山きやうざんの墓と一しよにやはり昔に変つてゐない。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
冒険譚ばうけんだんおこなはれし十八世紀せいきには航海かうかい好奇心かうきしんもやし、京伝きやうでん洒落本しやれぼん流行りうかうせしとき勘当帳かんだうちやう紙数しすう増加ぞうかせしとかや。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)