“種彦”の読み方と例文
読み方割合
たねひこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『我楽多文庫』は第十号から京伝きょうでん馬琴種彦たねひこらの作者の印譜散らしの立派な表紙が付き、体裁も整った代りに幾分か市気を帯びて来た。
作のよしあしは別として好き、きらひ、贔屓、不贔屓はかまはないでせう。西鶴も贔屓でない、贔屓なのは京伝と、三馬、種彦たねひこなぞです。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
豊国の弟子だったから、豊国の描いたものや、古い絵だの古本だの沢山あった。種彦たねひこがよこした下絵の草稿もどっさりあった。