“種類”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅるい42.5%
しゆるゐ25.0%
しゆるい17.5%
たぐい5.0%
しな2.5%
たち2.5%
たねるい2.5%
ジャンル2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みやこは、ちょうどなつのはじめの季節きせつでありましたから、まち唐物店とうぶつみせには、流行りゅうこううつくしいがさが、いく種類しゅるいとなくならべてありました。
日がさとちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)
しからば如何いかなる種類しゆるゐ食物しよくもつ適當てきたうであるかと具體的ぐたいてき實際問題じつさいもんだいになると、その解決かいけつはなは面倒めんだうになる。熱國ねつこく寒國かんこくではしよく適否てきひちがふ。
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
紅葉もみぢうつくしさは、植物しよくぶつそのものゝ種類しゆるいと、その發生はつせい状態じようたいとでそれ/″\ちがひますが、一面いちめんには附近ふきん景色けしきにも左右さゆうされるものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
さすがにそれはできないから、猛犬を以て甘んずるというような種類たぐいもあったでありましょう。
誠実は往々にして人を破却にふ、破却もとよりにくむべし、然れども破却の中に誠実あり、人死して誠実残る、愛の妙相は之なり、「真玉白玉、種類しなあれど、愛にふべき物はなし」
場所に依って違う不良の種類たち
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
悲哀の種類たねるい多しといえども、友を有せぬほどの悲哀はないとは彼の悲哀観であった。
愛か (新字新仮名) / 李光洙(著)
国芳の描ける活気ある風景画の或物あるものはけだしこの種類ジャンル中の逸品たると共にまた浮世絵板物はんものを通じてその最も偉大なるものたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)