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『愛か』
ふりがな文庫
『
愛か
(
あいか
)
』
文吉は操を渋谷に訪うた。無限の喜と楽と望とは彼の胸に漲るのであった。途中一二人の友人を訪問したのはただこれが口実を作るためである。夜は更け途は濘んでいるがそれにも頓着せず文吉は操を訪問したのである。 彼が表門に着いた時の心持と云ったら実に何 …
著者
李光洙
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「白金学報 第一九号」1909(明治42)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
自
(
みずから
)
祖父
(
おじいさん
)
幼
(
いとけ
)
種類
(
たねるい
)
苦
(
くるしみ
)
小
(
ちいさ
)
少
(
すこし
)
負
(
まけ
)
貴公
(
きみ
)
通
(
とおり
)
如何
(
どう
)
止
(
とど
)
濘
(
ぬかる
)
見
(
あら
)
覚
(
おぼえ
)
二歳
(
ふたとせ
)
往々
(
まま
)
思
(
おもい
)
渇
(
かわき
)
笑
(
えみ
)
紅
(
くれない
)
終焉
(
おわり
)
赤熱
(
せきねつ
)
退
(
さが
)
難
(
にく
)
零落
(
おちぶれ
)
何処
(
いずこ
)
便
(
たより
)
再
(
ふたたび
)
力
(
つと
)
厭
(
いと
)
唾
(
つばき
)
喜
(
よろこび
)
天使
(
エンジェル
)
定
(
きま
)
後
(
のち
)
御上
(
おあが
)
恍惚
(
うっとり
)
憐
(
あわれ
)
手頼
(
たより
)
拘
(
かか
)
操
(
みさお
)
暫時
(
しばらく
)
本立
(
ほんだて
)
萠
(
きざ
)
褪
(
さ
)
訪
(
と
)
貴公
(
あなた
)
踵
(
きびす
)
一度
(
ひとたび
)
上服
(
うわぎ
)
上辺
(
うわべ
)
二重
(
ふたえ
)
付纏
(
つきまと
)
仰向
(
あおむ
)
傍目
(
わきめ
)
先刻
(
さっき
)
凄
(
すご
)
動悸
(
どうき
)
半許
(
なかば
)
厭
(
いや
)
吾
(
われ
)
味
(
あじわ
)
咎
(
とが
)
唸
(
うな
)
嚬
(
しか
)
囁
(
ささや
)
固
(
もと
)
定
(
き
)
室
(
へや
)
寂寞
(
せきばく
)
寐
(
ね
)
小倉
(
こくら
)
居
(
お
)
往
(
い
)
微
(
かす
)
忍足
(
しのびあし
)
慄
(
ふる
)
戸締
(
とじまり
)
按摩
(
あんま
)
文吉
(
ぶんきち
)
断念
(
あきら
)
旨
(
うま
)
早鐘
(
はやがね
)
更
(
ふ
)
来
(
きた
)
注
(
つ
)
洩
(
も
)
渇虎
(
かっこ
)
溜息
(
ためいき
)
漲
(
みなぎ
)
漸
(
ようや
)
焔
(
ほのお
)
然
(
しか
)
煩悶
(
はんもん
)
父母
(
ちちはは
)
爾
(
なんじ
)
甞
(
な
)
盗賊
(
どろぼう
)
瞬
(
またた
)