“往々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうおう66.2%
わう/\14.7%
まま5.9%
まゝ4.4%
おう/\2.9%
ゆく/\1.5%
たびたび1.5%
ま/\1.5%
わうわう1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことによると人間の弱点だけをり合せたように見える作物もできるのみならず往々その弱点がわざとらしく誇張されるきさえあるが
文芸と道徳 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
貝塚に於て發見さるる獸骨貝殼の中には往々黒焦げに焦げたるもの有り。是等はらく獸肉なり貝肉なり燒きて食はれたる殘餘ならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
邦人が一汎に和漢書よりは精確と想う欧州書にもこんな杜撰往々あるから孫引きは危険千万と注意し置く。
顏色蒼白く、姿せて、初中終風邪い、少食落々られぬ、一にもり、往々ヒステリーがるのである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
探偵の事件には往々までに意外なる事多し此一事は此後余が真実探偵社会の一員と為りてよりもに余をして自らる所あらしめたり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
補理是へ閉籠置たりけり然らば大岡殿の心にては藤五郎は先代平助の實子なるにより一旦の不身持さへ改めなば往々家督
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これは山の上に往々あることで、こういう陽気は雪になる前兆です。昼過となれば、灰色の低い雲が空一面に垂下る、の内は薄暗くなる、そのうちにちらちら落ちて参りました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そして月琴を彈く者もあれば、明笛を吹く者もあり、姉妹がまた其がいけたので、しい合奏は十一時十二時まで續いた。母親はこツそり其の騒をけて翌日の米の心配に來たことも往々あツた。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
その議論は往々快刀乱麻を断つがある。
魔睡 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)