“往々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おうおう71.2%
わう/\13.5%
まま5.8%
まゝ3.8%
おう/\1.9%
たびたび1.9%
ま/\1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“往々”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > アジア50.0%
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史40.0%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓15.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
自殺者は往々おうおう最も生きたい奴だと昔彼は考えたのだが、自分のような奴はことにその一人であったらしいと思った。
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
文化ぶんか以降北斎の円熟せる写生の筆力は往々おうおう期せずして日本画古来の伝統法式より超越せんとする所あり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
冬分ふゆぶん往々わう/\敦賀つるがからふねが、其處そこ金石かないはながら
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
貝塚に於て發見はつけんさるる獸骨貝殼の中には往々わう/\黒焦くろこげに焦げたるもの有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
邦人が一汎に和漢書よりは精確と想う欧州書にもこんな杜撰ずさん往々ままあるから孫引きは危険千万と注意し置く。
インドの虎は専ら牛鹿野猪いのしし孔雀くじゃくを食いまた蛙や他の小猛獣をも食い往々まま人をう。
二人ふたり話込はなしこんでゐるうちれてしまこと往々まゝくらゐ
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
興味があるから、ついうちから遠く離れて、歸途かへりには往々まゝとんだおそろしい思をする事もある。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
往々おう/\にして極めてあはれむべき悲觀ひかんおちいることあるなり、これくわふるに頑愚の迷信あり、誤謬の理論あり、惑溺の癡心あり、無憑の恐怖あり、盲目の驕慢あり
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
これは山の上に往々たびたびあることで、こういう陽気は雪になる前兆しらせです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
母親はこツそり其の騒をけて翌日あすの米の心配に來たことも往々ま/\あツた。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)