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『魔睡』
ふりがな文庫
『
魔睡
(
ますい
)
』
法科大学教授大川渉君は居間の真中へ革包を出して、そこら中に書物やシヤツなどを取り散らして、何か考へては革包の中へしまひ込んでゐる。大川博士は気のゆつたりした人で、何事があつても驚くの慌てるのといふことはない。世間の人の周章狼狽するやうな事に …
著者
森鴎外
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「スバル 第六号」1909(明治42)年6月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約28分(500文字/分)
朗読目安時間
約47分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
極
(
きはめ
)
交
(
まざ
)
仰
(
おつし
)
吹
(
すひ
)
吹
(
す
)
中
(
ぢゆう
)
往々
(
わうわう
)
叩
(
たたき
)
湛
(
しづか
)
下
(
さが
)
遣
(
つかは
)
襲
(
がさね
)
着更
(
きがへ
)
旋
(
かへ
)
貰
(
もらひ
)
切
(
きり
)
脱
(
はづ
)
翻
(
ひるがへ
)
用
(
もちゐ
)
熟
(
よ
)
為
(
す
)
却
(
かへつ
)
瞑
(
ねむ
)
滑
(
なめらか
)
徐
(
しづ
)
此方
(
こつち
)
一
(
いつ
)
丈
(
だけ
)
中
(
あた
)
開
(
あけ
)
銜
(
くは
)
釈
(
お
)
躊躇
(
ちうちよ
)
覗
(
ねら
)
価
(
あたひ
)
蒼白
(
あをじろ
)
卑
(
いやし
)
臂
(
ひぢ
)
細
(
こまか
)
精
(
くは
)
埋
(
うづ
)
真白
(
まつしろ
)
大嫌
(
だいきらひ
)
大騒
(
おほさわぎ
)
為
(
し
)
温
(
ぬる
)
渉
(
わたる
)
忙
(
せは
)
此間
(
こなひだ
)
恕
(
じよ
)
敏捷
(
びんせふ
)
打遣
(
うつちや
)
一寸
(
ちよつと
)
鶉
(
うづら
)
駝鳥
(
だてう
)
障
(
さは
)
閾際
(
しきゐぎは
)
鈕
(
ぼたん
)
褐色
(
かちいろ
)
被
(
き
)
行李
(
かうり
)
薪
(
たきぎ
)
蒙
(
かうむ
)
草履
(
ざうり
)
茶漬
(
ちやづけ
)
肱
(
ひぢ
)
糞
(
ふん
)
稍
(
やゝ
)
硬
(
かた
)
真際
(
まぎは
)
痒
(
がゆ
)
猶
(
なほ
)
猥
(
みだり
)
独
(
ひとり
)
熬
(
こら
)
焚
(
や
)
為様
(
しやう
)
為切
(
しきり
)
滑
(
なめら
)
沢辺
(
さはべ
)
攫
(
つか
)
掩
(
おほ
)
咄嗟
(
とつさ
)
妻
(
さい
)
好
(
よ
)
奈何
(
いか
)
儘
(
まゝ
)
外姑
(
しうとめ
)
得
(
う
)
増
(
まし
)
何
(
なん
)
性
(
たち
)
其儘
(
そのまゝ
)
器
(
うつは
)
召
(
めし
)
七月
(
ななつき
)
嘗
(
かつ
)
口吻
(
こうふん
)
所謂
(
いはゆる
)
拠
(
よんどころ
)