“行李”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうり78.2%
かうり17.3%
こり4.1%
ごうり0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうとう六年目に、Hとわかれた。私には、蒲団と、机と、電気スタンドと、行李一つだけが残った。多額の負債も不気味に残った。
調べると、この間から主人が盜まれたと言つてゐた五十兩の小判が、泥のついたまゝ、ボロに包んで、行李の底に隱してあつたんです
僕のに置いてある荷物を始末したら——行李の中には衣類その他がすっかり這入っていますから、相当の金になるだろうと思うんです。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「お父つぁんのは、両行李ぎゅうぎゅうにつめこんであげよ。お前のは軽くいれてな、なにせ、大きい弁当箱じゃもん。梅干は見えんほど御飯の中に押しこまにゃ、ふたに穴があくさかい」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)