“旅客”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
りよかく29.4%
たびびと23.5%
りょかく17.6%
りよきやく17.6%
きゃく5.9%
りょきゃく5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“旅客”を含む作品のジャンル比率
技術・工学 > 建築学 > 建築構造100.0%
自然科学 > 地球科学・地学 > 地震学12.5%
社会科学 > 社会 > 社会福祉10.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
かく欧洲の旅客りよかくがブリユツセルを過ぎて是非ぜひふべきものはこの浮世絵の博物館ミユウゼである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
おもふうちに、ちや外套ぐわいたうたまゝ、ごろりと仰向あふむけにつた旅客りよかくがあつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼は山中をさまよって、悲しく歌いながら身の隠れ場所を求めていると、はからずも一人の旅客たびびとに出逢った。
千秋万古せんしゅうばんこ、ついにこの二人がゆくえを知るものなく、まして一人の旅客たびびとが情けの光をや。
詩想 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
僕は全くの旅客りょかくでこの土地には縁もゆかりもない身だから、知る顔もなければ見覚えの禿げ頭もない。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
その翌日、神戸行きの急行列車が、函根はこね隧道トンネルを出切る時分、食堂の中に椅子を占めて、卓子テイブルは別であるが、一にん外国の客と、流暢りゅうちょう独逸ドイツ語を交えて、自在に談話しつつある青年の旅客りょかくがあった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
となり旅客りよきやくは、何處どこから乘合のりあはせたのかかれはそれさへらぬ。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まさか仏蘭西フランス人はこれ等の放逸な歓楽をもつて外国の旅客りよきやく巴里パリイに招致しようとするのでもありますまい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
(こんどの船都合は、この飾磨しかまに上がる旅客きゃくもなし、少しの積荷は、沖待ちの船頭から受取ったので、船はすぐここからむろへ廻し、先を急ぐので)
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
相手がそのように恐しい男では、却って騒ぎ立てて、平和な旅客りょきゃくたちの間に、間違いでも起きたなら、それこそ大変である。
香水紳士 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
小田原おだわらから伊東いとうに至る十一の停車場の出口には、鋭い眼をした私服のお巡りさんたちが、眼でない、鼻をヒクヒクさせながら、まるで旅客りょきゃくのような恪好かっこうで、こっそり立ちはじめた。
香水紳士 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)