“立騷”の読み方と例文
新字:立騒
読み方割合
たちさわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棟近(むねちか)き山(やま)の端(は)かけて、一陣(いちぢん)風(かぜ)が渡(わた)つて、まだ幽(かすか)に影(かげ)の殘(のこ)つた裏櫺子(うられんじ)の竹(たけ)がさら/\と立騷(たちさわ)ぎ、前庭(ぜんてい)の大樹(たいじゆ)の楓(かへで)の濃(こ)い緑(みどり)を壓(おさ)へて雲(くも)が黒(くろ)い。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
快活(くわいくわつ)なる水兵(すいへい)の一群(いちぐん)は其(その)周圍(まわり)を取卷(とりま)いて、『やあ、可愛(かあひ)らしい少年(せうねん)だ、乃公(おれ)にも借(か)せ/\。』と立騷(たちさわ)ぐ、櫻木大佐(さくらぎたいさ)は右手(めて)を擧(あ)げて
せぬ故に果して化(ばけ)の皮(かは)を顯(あら)はし今(いま)捕押(とりおさ)へたるは能(よき)氣味なりと咄すを聞て家内の者共然樣(さやう)の御連にてありしか何にしても不屆な奴(やつ)引(ひき)ずり出して叩(たゝ)きのめせと立騷(たちさわ)ぐを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)