“緑”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みどり82.6%
あを3.7%
みど3.7%
あお2.8%
りよく1.8%
グリーン1.8%
えん0.9%
りょく0.9%
ろく0.9%
アヲ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“緑”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ふゆ季節きせつでありましたけれど、はやししたには、みどりくさが一めんにしげっていました。
金の魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
座敷には梅子が新聞しんぶんひざうへせて、み入つたにはみどりをぼんやり眺めてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
惣兵衛ちやんは矢を削つてしまふと、前垂まへだれからあをい削りくづを、はらひ落しながら、ふと紙鳶に眼をとめた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
肉瘤こぶで黒くて痘瘡あばたあり、あをい指環を嵌めたよなそのまなこ
身のたけに余る粗朶そだの大束を、みどる濃き髪の上におさえ付けて、手もけずにいただきながら、宗近君の横をり抜ける。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
六畳の座敷はみどり濃き植込にへだてられて、往来に鳴る車の響さえかすかである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そしてある時は野菜を、ある時はまだあお箒草ほうきぐさをという風に、あれや、これや、日によっていろんなものを積んで帰る。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
川島は、其処の倒れた松に腰かけて一ぷくしながら、あおいゼリーのような、地図に無い沼を見下みおろしていたが、やがて煙草を棄てて水際までおりて行った。
植物人間 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
怨靈おんれうとかうみ怪物ばけものとかいふやう得可うべからざるものひかりではなく、りよく
まどのすぐ外に、枯草にりよく草がまじつた土堤がつゞいてゐる、それがすばらしい速さで、せんをひきながらうしろへながれてゐる、かういふ風にあの時道の白さが足の下をながれてゐたと金太郎はすぐ聯そうした。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
いろいろグリーン段階ステーヂ
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
グリーン
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
松山さんは、ことほか御機嫌ごきげんで、「村の祭が、取り持つえんで——」という、卑俗ひぞくな歌を、口ずさんでいましたが、ぼくの寝姿をみるなり、「オリムピックが取り持つ縁で、嬉しい秋ちゃんとの仲になり」と歌いかえてから、沢村さんと顔見合せ、ゲラゲラ笑いだしました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
サルオガセがぶら下ったり、山葡萄やまぶどうからんだり、それ自身じしん針葉樹林の小模型しょうもけいとも見らるゝ、りょくかつおう、さま/″\の蘚苔こけをふわりとまとうて居るのもある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「オイ、ろくさん、何をぼんやりしてるんだな。ここへ来て、お前も一杯御相伴おしょうばんにあずかんねえ」
踊る一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
兄は書斎に来た。読みさしの頁をみるとなんだか胸を蒸気でされるやうだつた。暑さは幾らでも募つてゐた。庭の池の水がアヲ黒くドロドロになつて、囲りの木の葉が動かずにヂツトそれを覗き込んでゐた。
耕二のこと (新字旧仮名) / 中原中也(著)