“緑波”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょくは40.0%
ろっぱ40.0%
ロッパ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しずくばかりの音もせず——獅子はひとえに嬰児みどりごになった、白光びゃくこうかしらで、緑波りょくはは胸をいだいた。何らの寵児ちょうじぞ、天地あめつちの大きなたらい産湯うぶゆを浴びるよ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それはつい十日と経たない前の出来事で、古川緑波ろっぱも徳川夢声も高篤三も、親しい友だちはみな我がことのように欣んでくれた。
随筆 寄席風俗 (新字新仮名) / 正岡容(著)
こうしたいらいらしていた私の明け暮れを、古川緑波ロッパ、高篤三の二友がそれぞれの時と所で心から慰め励ましてくれたしみじみとした友情を忘れられない。
小説 円朝 あとがき (新字新仮名) / 正岡容(著)