“天地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あめつち60.5%
てんち34.7%
アメツチ2.4%
あまつち1.6%
あめつつ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「枝と枝、幹と幹、根と根、二つの物でありながら、一つの樹のように仲よく立って、天地あめつちの中に、春や秋を楽しんでいる樹のこと」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すべて本来の持ち味をこわさないことが料理の要訣ようけつである。これができれば俯仰ふぎょう天地てんちずるなき料理人であり、これ以上はないともいえる。
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
地物チブツの創造性として、天地アメツチ造らしゝ神と讃へられた事は、風土記と万葉とを綜合すれば知れる。其さへまた、神性・人間性の重ね写真を経た事は疑はれぬ。
万葉びとの生活 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
あまりにも四周しづけく魔人きてゆりうごかせよこの天地あまつち
小熊秀雄全集-01:短歌集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
天地あめつつ ちどりましとと などける利目とめ。 (歌謠番號一八)