“天地玄黄”の読み方と例文
読み方割合
てんちげんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王戎簡要おうじゅうかんよう天地玄黄てんちげんこうなんぞ出鱈目でたらめ怒鳴どなり立てゝ、誠に上首尾、ぜにだの米だの随分相応にもらって来て、餅を買い鴨を買い雑煮ぞうにこしらえてタラフクくった事がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
なるほど天地玄黄てんちげんこうを三寸に収めるほどの霊物だけあって、到底吾輩の手に合わない、尻尾をめぐる事七度ななたび半にして草臥くたびれたからやめにした。少々眼がくらむ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
天地玄黄てんちげんこうとかいう千字文せんじもんを盗んだような名前のドクトルを連れて来た。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)