“天地人”の読み方と例文
読み方割合
てんちじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかには主人あるじ宗匠そうしょう万年青おもとの鉢を並べた縁先えんさきへ小机を据えしきり天地人てんちじんの順序をつける俳諧はいかいせんに急がしい処であった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
活花を見てこれは遠州流これは古流と一々鑑別するほどならばこの料理は仏蘭西風ふらんすふうこの料理は英国風えいこくふうと一々その味を判定するだろうね。活花に天地人てんちじんの原則がある通り食物には生理上の原則がある。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
なかには主人あるじ宗匠そうしやう万年青おもとはちならべた縁先えんさき小机こづくゑしきり天地人てんちじんの順序をつける俳諧はいかいせんいそがしいところであつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)